肥後こまの由来
肥後こまは、インドネシアから中国を経て仏教とともに伝来したものと、中国から朝鮮を経て伝来したもの、この2つのルートによって伝来したとされています。
また、江戸時代には武家の子弟の遊びであったものが、明治時代になって広く庶民の間に広まったとされています。
肥後こまの種類
肥後こまの種類は多くの種類があります。
トンボ | ボウズ | デベソ | トウジン | コショウ | ダルマ |
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ドンベン | ニダン | ヒネリ | チョンカケ | タッツケ | マンジュウ |
肥後こまの材料
一般的なものとして、コヤス(エゴノキ)、ミズシ(ミズキ)、コマノキ(ネジキ)等の白くて堅い木が多く使用されています。
また、特別な演技目的としたチョンカケなどには、ツバキ等の重くて、堅い木が多く使用されています。
肥後こまの色
肥後こまに使用している赤、黄、緑、黒の4色と付けていない無色は身体の五臓を現し、健康長寿への願いが込められています。
赤:心臓 黄:肝臓 緑:膵臓(すいぞう) 黒:腎臓 無色:肺
肥後こまの製造工程
こちらでは、肥後こまの中の「ひねり」の製造工程をご案内いたします。
1、木材を輪切りして木取りする。 | 2、コマの下段を削る。 | 3、道具を変えてコマの上段を削る。 | 4、芯穴をあけて芯打ちして整形する。 | 5、絵の具で色をつける。 | 6、完成 |